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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

肩甲上腕リズム(scapulo humeral rhythm) 

肩甲上腕リズム(scapulo humeral rhythm)
Codmanが上肢の外転の際、上腕骨・肩甲骨が同調して
働く現象を名付けた。
その後、上腕骨の挙上角度:肩甲骨の上方回旋角度
2:1と一定の比率になることを報告するなどし、
肩甲上腕リズム=2:1という図式が出来上がったと考えられる。
現在、胸郭の形状や挙上時の抵抗により、
この比率は一定とならないことや、
肩甲骨面(scapular plane)では速度や負荷により
比率が変化するなど異説が多くなっている。

臨床では大まかな目安として把握しておくこと、
左右差を確認することで肩甲上腕リズムを
評価することができる。

肩甲上腕リズムは、中枢関節の可動ののちに末梢関節の可動が生じる
しかし末梢関節の動きが中枢関節の動きを追い越した時
上腕骨前方変位肩甲骨の挙上が促通されることとなり、
僧帽筋のみならず広背筋大胸筋の過剰な収縮生じる。
広背筋や大胸筋の過剰な収縮は前鋸筋の機能不全を生じさせる。
また菱形筋が緊張を強いられることで胸椎の可動性の低下とともに
胸郭の動きの低下を生じさせ脊椎全体の機能の制限にも関わってくる。

肩甲上腕リズムの比率そのものには異説あるが
運動時の協調した運動連鎖は肩関節の動きでは
非常に重要である。
多くの関節や筋が混在しあう部分なので、
アプローチの途中から治療効果が見られなくなったり
することはよくある。
問題点の見直しが度々必要な部分でもあるため
評価と効果判定に留意して取り組む必要があると言える。
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Category: 肩関節

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2020-06