FC2ブログ
Admin   Newentry   Upload   Allarchives

理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Category: スポンサー広告

TB: --  /  CM: --

top △

文献を追う 

毎日のように新しい知見が生まれる医療。
定説がくつがえることも多く、
今までの常識が非常識に変わることも珍しくない。
教科書的な知識は堅いが情報としてはかなり遅れる。

こうした情報はインターネットによって
容易に手に入るようになった。
世界各国の文献をいかに効率よく
収集していくかというのは
現在の医療現場では重要なことである。
しかしながら日々の業務や日常生活の中で
こうした情報を収集していくことは
困難なのも事実である。

米国理学療法士協会の会員における
エビデンスに基づく診療の
考えかた・対応・信念に対しての質問
488名の回答1)によると
多くのセラピストは
エビデンスを用いることは必要。
意思決定に有効でケアの質が高くなる。
と回答している。しかしながら
手順に時間がかかり、忙しい臨床上困難である。
という回答も非常に多かった。

エビデンス診療の手順2,3)
 1.症状を確認し、具体的な問題に変換
 2.その問題に関連する研究の収集
 3.問題に適応できるか判断
 4.エビデンスの評価
   セラピストの技能・経験
   患者の環境・有用性
 5.所見・意思決定を行い管理
 6.介入の帰結を評価
となる。これらの手順を踏みながら
臨床に生かすことは確かに現実では難しいと言える。

しかしながら常に新たな文献を追っていき、
現在の世界のトレンドや治療の有効性などを
考慮していくことは重要なことである。
オンラインのデータベース4-7)としては
コクランで詳細なしのレビューの要約を
見ることができるし、
PEDroではランダム化臨床試験の質を評価、
系統別レビューと臨床ガイドラインを
確認することができる。
またエビデンスに基づく診療ガイドラインを読むには
フィラデルフィア委員会(理学療法と医学の専門家の委員会)の
頚痛8)・肩痛9)・腰痛10)・膝痛11)を確認すると良い。

患者個人を深く掘り下げてみていくアートとしての視点と
医学の研究を元に広い視野で見ていくサイエンスとしての視点。
どちらもバランスを取りつつ進めていく必要があると言える。
ヒトとして見ていくことと生物として見ていくことが
医療にとって重要である。

1)Jette,DU,Bacon,K,Batty,C,et al:Evidence-based
 practice:beliefs,attitudes,knowledge and behaviors
 of physical therapists.Phys Ther 83:786-805,2003.
2)Sackett,DL,Straus,SE,Richardson,WS,et al:
 Evidence-Based Medicine:How to Practice
 and Teach EBM,ed 2.Churchill Living-stone,
 Edinburgh,2000.
3)Cornack,JC:Evidence-based practice....What is
 and how to do it?J Orthop Sport Phys Ther 32:
 484-487,2002.
4)Beattie,P:Evidence-based practice in outpatient
 orthopedic physical therapy:using research findings
 to assist clinical decision making.orthop Phys
 Ther Pract 16:27-29,2004.
5)Cormack,JC:Evidence-based practice...What it is
 and how to do it?J Orthop Sports Phys Ther 32:
 484-487,2002
6)Bloomfield,SA:Changes in musculoskeletal
 structure and function with prolonged bed rest.
 Med Sci Sports Exerc 29:197-206,1997.
7)Baker,SM,et al:Patient participation in physiccal
 therapy goal setting.Phys Ther 81:1118,2001.
8)Philadelphia panel evidence-based clinical
 practice guidelines on selected rehabilitation in
 terventions for neck pain.Phys Ther 81:
 1701-1717,2001.
9)Philadelphia panel evidence-based clinical
 practice guidelines on selected rehabilitation
 in terventions for shoulder pain.Phys Ther 81:
 1719-1730,2001.
10)Philadelphia panel evidence-based clinical
 practice guidelines on selected rehabilitation
 in terventions for low back pain.Phys Ther 81:
 1641-1674,2001.
11)Philadelphia panel evidence-based clinical
 practice guidelines on selected rehabilitation
 in terventions for knee pain.Phys Ther 81:
 1675-1700,2001.
関連記事
スポンサーサイト

Category: 研究

TB: 0  /  CM: 0

top △

この記事に対するコメント

top △

コメントの投稿
Secret

top △

トラックバック
トラックバックURL
→http://pain0205.blog92.fc2.com/tb.php/465-69bec978
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

top △

2018-12
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。