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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

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装具のアルゴリズム 

装具選択に関しては非常に迷うところも多い。
様々な障害が混在する中で
どのような装具選択が有効であるか
どこにポイントをおけばよいか難しいところである。
河津1)は下肢装具のアルゴリズムを提唱しており
選択の目安になると思うので紹介する。

まずBrunnstrom Stage(以下BRS)2以下であって
 ・意識障害
 ・高次脳機能
 ・Pusher現象
 ・麻痺側片脚立位可能
(手すり保持)が不可能な場合
  (反張や軽度屈曲位はOK、膝折れは不可能とする)
の場合、KAFOを選択する方が安全である。

またBRS3以下で上記の問題がない場合は
AFOを選択する。

KAFOの場合、SPEX膝継手付きか
Ring lock膝継手付きかの選択については
 ・大殿筋・大腿四頭筋収縮
 ・指示理解(短文レベル)

が可能であればSPEX膝継手付き
上記が困難な場合はRIng lock継手付きを選択する。

またカットダウン基準としては
 ・臥位:SLR可(屈曲共同パターンでも良い)
 ・立位:麻痺側荷重でも立位保持可能(過伸展もOK)

AFOの場合、金属支柱付きAFOか
金属支柱なしAFOかの選択は
 ・痙性
 ・感覚障害
 ・反張膝

のひとつでも重度のものがある場合や
非麻痺側片側率位が15秒以上が不可な場合は
金属支柱付AFOを選択する。
 ・痙性
 ・感覚障害
 ・反張膝
が中等度からなしの場合や
非麻痺側片側率位が15秒以上可能な場合は
金属支柱なしのAFOを選択する。

要約するとBRS2以下の場合KAFO
BRS3以上の場合AFO
 さらにUSN、Pusher、意識障害があればKAFO
麻痺側片脚立位で膝折れがある場合KAFO
膝折れがない場合AFO場合が多い。
当然、装具選択の際は個人の特性も考慮必要があるが
大まかな目安になるのではなかろうか。

1)河津弘二 他:長下肢装具による脳卒中片麻痺患者の
運動療法の取り組み,PTジャーナル45:209-216,2011
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