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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

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動作を診る視点 

患者をカラダではなくヒトとして診ていく場合、
全体を捉えることが必要である。
その方の社会的背景や価値観、思想などを踏まえ、
needsを理解していく。
必要な能力が把握できたら
動作から関節の動きを診ていく。

動作を診る時も全体から部分に絞り込んでいく。
ポイントは大きな範囲で区切って部分を診ること。
集中して一つにこだわらないことが大切である。
大きな範囲で区切って部分を診てく。
関節で言うと
中枢関節としての肩・股関節
中間関節としての肘・膝関節
末梢関節としての手・足関節
というような区切りである。
そしてそこから詳細にしていくために
頭頚部→胸部→上肢・肩甲帯→下部体幹→骨盤・下肢
と分類していく。

そして動作では関連が重要になるため、
一つの視点に集中しないようにすることが必要だ。
姿勢と運動や感覚と運動。
関節と筋肉や筋肉と循環系。
情動と身体など問題を統合するためには
このように関連で考えていく習慣が必要になる。
目立つ障害や部分に分けてみるだけでは
情報は統合することができない。
いくつかの問題を統合させながら思考していく。

学生が見落としやすい部分は体幹と骨盤であろう。
動作を記載する時も「骨盤が回旋している。」と
書かれる場合が非常に多い。
骨盤の動きを記載するとき、
右側なのか左側なのか。
前方回旋なのか後方回旋なのか
という動きが記載されていないと
どのような回旋なのか不明瞭に
なってしまうのである。

例えば反張膝の原因を考えるとき
どのように考えていくだろうか。
動作だけでは問題を確定することはできない。
体幹が弱い→体幹下部低緊張→股関節屈曲→足関節底屈
では何が問題なのであろうか。
もしかしたら肩甲帯や骨盤の後方回旋などの
問題があるかもしれない。
感覚障害や大腿四頭筋の低緊張の代償かもしれない。

ADLをみていく場合には
できることに対してどのようにできているか。
できないことに対してなぜできないかを
考えていくことが必要である。

広い視点で診ていく。
広いだけに言葉にすると非常に難しい。
だからこそ学生に広く診ていくようにと言っても、
何をどう診ていいのか訳が分からなくなる。
大きな範囲で区切っていくこと
一点に集中せず関連で考える
この二つは広く診ていくための
ヒントになるかもしれない。

1)山中善詞:臨床実習の指導方法-指導が難しい学生への対応を探る,
 理学療法学38,2011,pp464-470.
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