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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

違う価値観を理解するならまず経験すること 

患者さんと話をしていると
幸福について深く考える機会を与えてくれる。
障害の重症度や経済的理由は幸福には
必ずしも関係しない。

どんなに障害があってもお金がなくっても
自分の好きなことをしている人や
自分のことを自分で理解している人。
自分を認めてくれる人がいる人は
とても幸せそうである。

やはり幸福は社会的に認められることよりも
自己肯定の影響が大きいのであろう。
さてこの中の「好きなことをしている人」
に関わってくるのが趣味。

体が元気なうちはスポーツや旅行など
できて楽しんだ人でも体が不自由になって
自分の趣味が奪われることがある。
趣味にはいろいろ種類があるが
大きく分けると運動能力が重要なアウトドアと
感覚能力が重要なインドアがある。

その人その人の個性によりアウトドア主体と
インドア主体に分かれるのであろう。

体に心配が少ない私たち世代では
アウトドアの趣味はやろうと思えばいつでも行える。
しかし高齢になったり障害を抱えたとき
それらの趣味がどのように変化するのか
考えたりすることはあまりないのかもしれない。

臨床をしているとき
医療従事者側の視点だけで見ていると
非常に不思議に感じていた。
「何でこの人は痛いのに頑張って草抜きなんかするのだろう。」
何度説明しても、「ついやってしまうんよ。」
という返答だ。
こちら側としては早く痛みを良くしてあげたいのに
なんでこうも繰り返し自分で悪くするのだろうと
憤りを感じることすらあった。

自分の知らない価値観に対しては
その良さに気付くことはできず憤りを感じてしまう。

私はその理由を確かめるべく野菜を作ったり、
今回は盆栽をしてみた。
そうすると不思議と憤りはなくなるものだ。
その方が感じる面白さや喜びは
他の何よりも代え難い感覚なのである。

憤りを感じる時は自分の未熟さに気付くべきだ。
そのように最近は考えられるようになった。
「何でこの人はこんなこともできないのだろう。」
「何でこんなこともわからないんだろうか。」
年齢を重ねるごとに知識だけ増え、
経験もしていないのに驕ってしまっていることに気付く。

腹が立った時は自分にないものを相手は持っているんだ。
自分はまだそれに触れられていないんだ。
そう考えることにする。

誰にでも好き嫌いはあると思う。
しかしそれだけですませてしまうのは
少しもったいないのではないだろうか。
もしかするとその先には自分の知らない
すばらしい世界があるのかもしれない。
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Category: その他

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