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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

運動検査 

構造的な問題を把握するために
運動を行い症状を確認する運動検査がある。
運動検査を行うことでどの動きの際、
どこが?どんな?どうしたとき?
の問題を把握することが可能になる。

運動検査は
骨運動学から考える
 ・自動運動検査(active movement test)
 ・他動運動検査(passive movement test)
 ・等尺性抵抗運動検査(resisted isometric test)

関節運動学から考える
 ・関節副運動検査(accessory movement test)
に分類される。
それぞれ順を追って説明する。

自動運動検査
患者自身が関節を能動的に動かしていく検査である。
運動の意思や運動能力を判定する。
ROMや筋力もスクリーニングできる。
また自動運動の繰り返しで
循環障害の問題を除外することができる1)。
自動運動で症状が誘発される場合は
筋・腱・骨膜接合部(収縮性組織)と
関節包や靭帯(非収縮性組織)のどちらの障害も疑われる。

他動運動検査
患者はリラックスした状態で
治療者が患者の身体を持ち動かしていく検査である。
ROMを確認することができるが、
他動運動により症状をより詳細に確認する。
症状の質や出現の仕方、どの可動範囲で出現するか
end-feelなどを確認することができる。
もし抵抗と痛みが出現する場合は
まず炎症の確認が必要となる。
他動運動で症状が誘発される場合は、
関節包や靭帯(非収縮性組織)が疑われる。
(筋の緊張が強い場合や炎症でも症状は誘発される)

等尺性抵抗運動検査
関節角度は全可動域の中間位付近(関節の緩みの位置)で
等尺性収縮を行う。
これにより関節包や靭帯などの
非収縮性組織にはストレスをかけず、
収縮性組織のみにストレスをかけることができる。
これにより収縮性組織か非収縮性組織のどちらの問題かの把握の他、
筋性か神経性かの鑑別も可能となる。
(ただし軽症の場合は反応がでないこともある。)

1)藤縄理:神経筋骨格系の評価と治療の原理.奈良勲,他(編):
 系統別・治療手技の展開 第2版,協同医書出版社,2007,pp31-42.
2)Cyriax J:Textbook of Orthopedic Medicine Vol 1,
 Diagnosis of soft Tissue Lesions.Bailliere Tindall,London,1984
3)Cyriax J et al:Illustrated Manual of Orthopedic
 Medicine.Butterworths,London,1989.
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