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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

頸部痛に関する文献 

頸部痛に関する確立した治療は未だになく
本邦では頸部に関する講習会もかなり少ない状態である。
臨床では交通事故によるむち打ち症が多く、
心理的な問題や自律神経症状、胸郭出口の合併など
様々な症状が混在し評価も難渋する場合も多い。
今回は頸部に関しての文献をいくつか紹介し
治療の参考にしてもらえたらと思う。

まずは痛みと相関がなかったものとして
「加齢と頸部の筋力」1)、「加齢・疼痛と運動覚」2)
またその他で相関のないものとして
「加齢と後頭下筋群」3)があった。

逆に痛みとの相関のあるものとしては
「加齢」「女性に多い」「胸椎後彎増強」4)「頸部前彎減少」5)
頸部前彎減少では疼痛の発生頻度が18倍になるとのこと。
その他の相関があるものとしては
「頭位と頸椎の可動性の相関(回旋制限)」6)
「加齢と後頭環椎関節変形」7)
「加齢と固有受容器低下」8)がある。

これらの文献から頸部痛は女性に多く、
加齢によって強くなる傾向がある。
頸椎の前彎減少や胸椎の後彎増強で
痛みが増強する傾向があるため日常生活での
姿勢や動作指導は影響として大きい可能性がある。
また筋力との相関はないとの報告があり、
一概に筋力をつければ回復するとは解釈しがたい。
個人的にも姿勢の影響は大きいと感じる。
痛い部分の治療に集中するよりも
姿勢を阻害している部分の治療を行うほうが
経過が良い印象を受ける。

1)Petri K.Salo,J.Orthop.Sports.Phys.ther.36,495-502,2006
2)C.CTeng.Man.Ther.2006
3)J.M.Elliott,Clin.Radiol 60:355-363,2005.
4)Kenji Endo,Clin.Biomech.19:1009-1013,2004
5)Jeb Mc Aviney,J.Manipul.Physiol.Ther.28:187-193,2005
6)Stephen J.,Man Ther.10:44-51,2005
7)Von Ludinghausen.Spine.31:E430-E436,2006
8)Harry B.Skinner.Clin.Orthop.184:208-211,1984
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Category: 頸椎

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