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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

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頸部痛の理学療法 

まず初めに神経症状の確認を行う。
特に下肢症状がある場合は頸部の影響であれば
レッドフラッグである。すぐにDr.報告が必要。
神経根症状であれば上肢や背部の症状だが
下肢症状が出現する場合は
脊髄実質の問題の可能性がある。

訴えでは脚に力が入りにくくなった。
脚がぐらぐらする。感覚が鈍くなった。
スリッパが脱げやすい。階段がうまく使えない。
などが疑わしい訴えである。
筋力・感覚の評価を確認する必要がある。

その他の神経症状としては神経根の症状がある。
神経根の症状はデルマトームに一致しないことも多い。
これは後根神経根間の吻合があることが指摘されている。
疼痛部位に関しては頚髄神経根レベルでの相関が
確認されている1)。
・肩甲骨上部     C5、6神経根
・肩甲骨内側部    C7、8神経根
・肩甲骨中部から下部 C8神経根

鑑別診断として
頸椎椎間板ヘルニアなのか頸椎症なのか
もしくは胸郭出口症候群なのか確認が必要である。
 ・ジャクソンテスト
 ・スパーリングテスト
 ・イートンテスト
 ・神経伸張テスト
 ・アドソンテスト
 ・ライトテスト
 ・エデンテスト
を行い問題となっている部分の鑑別を行う。

また肩関節の問題なのかの鑑別2)も必要である。
予測鑑別としては
 ・肩関節屈曲可動域<127°
 ・肩関節内旋(1st plane)<53
 ・Neer test 陰性
 ・肩関節痛の服薬がない
 ・羅病期間が90日以内

また近年は椎間関節包の障害も指摘されてきている。
関節包の障害は70%伸張されることで生じる。
関節包の伸張により軸索腫脹が起こる。
平均ピーク変位は21.3mm(12-30mm)
平均ピークストレインは2.9-7.1%。
関節包の障害も頸部痛の可能性として
考慮する必要がありそうだ。

頸部という構造体は腰部以上に
細かな構造の集まりとなる。
どの組織の障害なのかを明確にすることで
アプローチするターゲットを明確にできるのではなかろうか。

1)Tanaka Yasuhisa,Spine 31:E568-573,2006
2)Mintken PE,Phys Ther.2010;90:26-42
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Category: 頸椎

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