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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

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頸椎の可動域改善 

急性症状が減少し強い疼痛が減少してきたら、
可動性の改善が必要である。
どの脊椎の可動性が低下しているのかの評価を行ない、
その部位を特定することが重要である。
C7がランドマークとして用いることが多い。
通常は頚を屈曲し最も隆起する場所とされている。
しかし個人差も多く注意が必要である。
C6/C7の片側椎間を指腹で触知し、
屈曲したときに椎体が動くのがC6。
動かないのがC7である。
またC7/Th1の片側椎間を触知し
肩を動かしたときに動く椎体がTh1
動かないのがC7である。

アプローチを行う上では
C0-2を上位頸椎
C3-7を中・下位頸椎
C7-Th4を頚胸椎移行部とし分類する。
それぞれの部位の回旋制限を確認する方法がある。
上位頸椎は顎を引いた状態で頸椎屈曲し、
軽度顎を挙上した状態で回旋を行う。
中・下位頸椎は顎を引き頸椎を中間位に保持。
その状態で頸椎を回旋させる。
頚胸椎移行部は背中で手を組んで、
肩甲骨内転・胸椎伸展位で頸椎を回旋させる。
これにより左右差の確認と
上位、中・下位頸椎、頚胸椎移行部の
どの部位に可動域制限があるか鑑別する。

中・下位頸椎は脆弱1)であり
モビライゼーションを使う頻度は少ない。
筋性のアプローチで改善する場合がほとんどである。

上位頸椎頚胸椎移行部は椎間関節の過小運動が生じやすく、
モビライゼーション対象になることが多い。
筋性のアプローチでは等尺性収縮後弛緩
(PIR:Post Isometric Relaxation)が使いやすい。
即効性が高いため評価兼治療として鑑別も行うことができる。
左の回旋制限がある場合は、
患者に左の制限のあるところまで自動運動を行わせ、
そこから頸部を止めるよう指示する。
患者に右に眼球を動かすように指示し
頸部が動かないように療法士は固定する。
(頸部運動は眼球運動により誘発される。
療法士は手に抵抗を感じるか確認。)
5~7秒の抵抗を2~3回繰り返し、
もう一度左回旋を行う。
その際、ゆっくり息を吸って
吐くタイミングで可動するとリラックスを得やすい。
これにより筋の緊張は軽減するため
改善があれば筋の緊張による制限であることが
判別することができる。

これにより主症状の可動域制限を伴う疼痛が
軽減すれば姿勢指導を行う。
姿勢が改善しなければ疼痛の軽減や
可動域制限の改善も一過性のものになってしまうためである。
姿勢を改善するために必要な疼痛の軽減や
可動性の改善、深部筋の活性化をあわせて行うこと。
また日常生活や仕事の姿勢動作指導も重要である。
アプローチは一過性の改善で根本的な治療は
姿勢や動作にあることを十分に理解しておくことが必要である。

1)Nikolai Bogduk,Clin.Biomech.15:633-648,2000
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