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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

動作のアプローチ 

姿勢をうまくアプローチできたら
それを元に動作をアプローチしていく。
動作でのポイントは軸を作ること。
軸とは体の中心を通り、
その軸が崩れない状態で動作をすることが重要である。
その中では受動的な筋収縮である
インナーマッスルによる姿勢制御
そして能動的な筋収縮である
アウターマッスルによる瞬発的な力変化
こうした動きに対して意識できないものは
筋膜や靭帯でコントロールしていきながら
動作が作られていく。

こうした動きは固定された中では作られず、
流動的な中で行われる。
「柔らかいが芯がある」や「動きに重みがある」
といった表現がそれらの動きに合うのではなかろうか。

アプローチでは骨性の過剰な支持を解除することから
スタートすることが多い。
慣れない動きやうまくいかない動きでは
どうしても力みが生じる。
しかしこの力みというのはアウターマッスルが
過剰に収縮した状態で骨性な過剰な支持を作り、
流動的な動きや軸の形成を阻害してしまう。
これらの動きは「一見強そうだが芯がない」
「硬いが重みがなく軽い」といった印象がある。

アウターマッスルが過剰に収縮した場合は
インナーマッスルの働きは抑制されやすいため
動きが硬く柔軟性やバリエーションのない動きとなってしまう。
動作を作ろうとしたときには一般的に緩みすぎることよりも
硬すぎることの方が生じやすい。

方法としてはインナーマッスルを収縮させるか
アウターマッスルを抑制させるかの二通りの方法がある。

インナーマッスルを収縮させる方法では
「お尻の穴をわずかに締める感じで。」というキューイングが
臨床的には好感触の印象である。
これは骨盤底筋を収縮させることで連動して腹横筋、多裂筋を
促通することができる。その他にも「おへその下を意識して。」
や「息をゆっくり吐いて吐ききるときに下腹の感じわかりますか。」
などその患者に合った方法(感覚がわかりやすい方法)を選択していく。
体の力をまず抜いた状態からこのようにインナーマッスルを収縮させ、
感覚がつかめたらアウターマッスルと連携をするよう促す。

アウターマッスルを抑制する方法では
姿勢を少しずつ誘導し、アウターの力が入りにくい位置に誘導する。
重心線が体の中心をとる。C7プラムラインが股関節上を通る位置が
アウターマッスルが抑制される位置に近くなる。
(体の重心線が中心を通っている状態)
そこからわずかに前方重心もしくは後方重心に位置させることで
その患者のもっとも抑制される位置を見つけていく。
アウターマッスルが収縮しなければ体は支えにくくなるため、
自然とインナーマッスルの活動性は高くなるのである。

動作をアプローチするということは
単体の機能障害を改善するのと比べると非常に難しい。
一つの変化によってどのような動きの連鎖が
起こるかという予想は
情報量が多く理論で考えようとしても困難なため、
イメージが重要になってくる。
様々な経験から統合されるイメージは
実は多くの情報から形成されているもので
経験が増えることで非常に重要な武器となる。

動きという詳細で多くの情報を扱う場合、
抽象的な概念であるイメージこそ
アプローチをしていく上で大切になるのかもしれない。
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Category: 運動連鎖による影響

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まとめtyaiました【動作のアプローチ】

姿勢をうまくアプローチできたらそれを元に動作をアプローチしていく。動作でのポイントは軸を作ること。軸とは体の中心を通り、その軸が崩れない状態で動作をすることが重要である...

まとめwoネタ速neo | 2012/06/22 06:31

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