理学療法の評価と治療
理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。
ACBTで自分で肺痰
2012/06/30 Sat. 00:00 [edit]
痰が多いがなかなか排出されず、苦しいという患者は少なくない。
吸引も一つの方法だがしっかりとされた患者で
自分でできる方法がないかと
聞かれることはないだろうか。
そこで自分で排痰をする方法のひとつ
ACBTを紹介する。
ACBTはActive cycle of breathing techniqueの略である。
中枢の気道内分泌物が多く意識が
しっかりしている患者に適応がある。
呼吸の大きさ(換気量)を変化させ分泌物の移動を促す。
方法としては
1.呼吸を整える(3〜4回)
2.深吸気運動(3〜4回)
息を深く吸い込む
3.呼吸整える(3〜4回)
4.ハッフィング(Huffing)
最大吸気のあと声門と口を開け、
一気に「ハーッ」と強制呼出する。
ハッフィングの際に療法士はタイミングよく
圧迫を加えると良い。
また胸部に術創がある場合は枕を抱いたり、
術創部を手で覆ったりすると創痛を抑えることができる。
排痰できなければもう一度1.から繰り返す。
中枢気道の排痰を促すことができるので
痰が出やすい患者が自分でできる方法として指導するとよい。
- 関連記事
スポンサーサイト
Category: 内部障害
« 図解 理学療法技術ガイド-理学療法臨床の場で必ず役立つ実践のすべて
肺の区画と役割 »
この記事に対するコメント
トラックバック
痰が多いがなかなか排出されず、苦しいという患者は少なくない。吸引も一つの方法だがしっかりとされた患者で自分でできる方法がないかと聞かれることはないだろうか。そこで自分で...
まとめwoネタ速neo | 2012/06/30 18:13
| h o m e |