Admin   Newentry   Upload   Allarchives

理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Category: スポンサー広告

TB: --  /  CM: --

top △

体が左に傾く2 

では骨盤の側方傾斜と右腸骨の前方回旋を
どのようにアプローチすれば良いだろうか。
このようなアライメントの偏位は筋の短縮や緊張、
また関節包の短縮などによる影響を受ける。
end-feelにより筋性の制限を感じるか
(late muscle spasm、"mushy" tissue stretch)
関節による制限を感じるか(hard capsular)
もしくはその混在か。によってアプローチは変わってくる。
また副運動(joint play)検査も行うことで
絞り込むことが可能である。

今回は副運動検査は問題なく、end-feelも
"mushy" tissue stretchであり
関節包の短縮というよりは
筋性の影響を受けていることが示唆される。
(時間が経っていると関節包性の要因も混在することも多い。)
では骨盤の偏位にはどのような筋が関与しているであろうか。
骨は短縮や緊張などにより短くなった筋に引っぱられる傾向がある。
今回は骨盤の側方傾斜と右腸骨の前方回旋であるため
まず骨盤の側方傾斜では右が低く左が高くなっている。
これは左の側屈筋の緊張もしくは短縮、
左の股内転筋の緊張もしくは短縮、
右の股外転筋の緊張もしくは短縮が示唆される。
また相反抑制の影響から緊張・短縮筋の反対側の筋は
低緊張もしくは延長が生じていることが多い。

また右腸骨の前方回旋の偏位では
右側の股関節屈筋の緊張もしくは短縮。
右側の腰伸筋の緊張もしくは短縮がある。
また先ほどと同様に緊張・短縮筋の反対側の筋は
低緊張もしくは延長が生じていることが多い。

よって左の側屈筋・股内転筋、右の股外転筋の
緊張の軽減からアプローチに入る。
また相反する右の側屈筋・股内転筋、
左の股外転筋の低緊張や延長に対しては
促通するようにアプローチを行う。

また右腸骨の前方回旋の偏位では
右側の股関節屈筋・腰伸筋の緊張の軽減。
また相反する右側の股関節伸筋と腰屈筋の
低緊張や延長に対しては促通するアプローチを行う。

今回は緊張筋に対してはダイレクトストレッチを施行し
低緊張筋に対しては筋力増強訓練をMMTの肢位で施行した。
アライメントを確認したところ上記のアプローチ後は
骨盤の側方偏位および右腸骨の前方回旋ともに
改善し見かけ上の脚長差は消失した。
もう一度歩行してもらうよう促したところ
歩行時の右立脚期の伸び上がり歩行は消失し、
左への傾きもなくなった。
関連記事
スポンサーサイト

Category: ケーススタディ

TB: 0  /  CM: 0

top △

この記事に対するコメント

top △

コメントの投稿
Secret

top △

トラックバック
トラックバックURL
→http://pain0205.blog92.fc2.com/tb.php/802-c8852bb8
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

top △

2016-12
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。