Admin   Newentry   Upload   Allarchives

理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

治癒率と時間 

痛みが生じたとき、軟部組織の障害であれば
時間の経過とともに治癒してくる。
大まかな目安では
半月(2週間)で50%
1ヶ月半(6週間)で80%
3ヶ月半(12週間)で100%と言われる。

これはあくまで大まかな目安で
障害の部位や範囲、既往歴や途中経過での
障害の再燃などにより変化してくる。

治癒曲線ははじめの半月(2週間)が急速であり、
約50%回復するため、
患者ももう2週程度で良くなるのでは
見積もりを立ててしまうことが多い。
50%の回復で組織はある程度の結合があるため
痛みも大幅に減少している。
痛くて動かすことができなかった
フラストレーションもあり、
動くことを肯定化するように認識をしてしまう。

この時期の障害再燃は非常に多く、
整形外科疾患ではよく動く患者も多く
この状態を繰り返す場合も少なくない。
痛みが減って自信が出てきたあたりが
50%程度の回復。
調子の良かったときの半分程度にとどめておくのが安全だ。
結合が弱く再び障害を起こすのを防ぐためである。

またその後回復の経過が緩やかになることで
患者が不安になることも多い。
こういった治癒曲線を説明することで
過用症候群を防いだり回復の不安を軽減することができる。

表面的な傷と比べ、軟部組織の障害は目に見えない。
その分患者の不安も大きくなりやすい。
現実的な状態を知ることで具体的な状態を知り、
どのような方向性を示すかは重要ではないだろうか。

軟部組織の治癒日数と治癒率

1)Paris SV:Principles of Management.Payton OD(ed):Manual of
 Physical Therapy.Churchill Livingstone,New York,
 1988,pp329-339
2)奈良勲 他:系統別・治療手技の展開 感覚器系(外皮)/
 結合組織/リンパ系/筋系/神経系/関節系 
 改訂第2版,協同医書出版,p17,2007
関連記事
スポンサーサイト

Category: 痛み

TB: 0  /  CM: 0

top △

この記事に対するコメント

top △

コメントの投稿
Secret

top △

トラックバック
トラックバックURL
→http://pain0205.blog92.fc2.com/tb.php/869-3272b240
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

top △

2016-12