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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

負の感情と学習の障害 

勉強や仕事そして運動をしていて
集中できないときはないだろうか。
こういった脳を働かせる行動は
心理的な影響を非常に受けやすいのである。

特に脳が反応しやすいのは
不安や恐怖などの負の感情である。
こういった感情は本能的に
防衛をとらなければならないので
理性で抑えることは難しい。
いかにこういった感情が生じないようにするか
環境設定が必要になる。

運動療法を行う上でも同様である。
急激に段階を上げてしまい恐怖や不安があると、
その運動は学習されにくくなる。
また運動そのものではなく、
その他の社会的な悩みや治療に対する不信感も
同様に影響を及ぼすことがある。

PTSDも恐怖による過剰な扁桃体の働きが示唆されている。
また虐待などの不安な家庭環境が長期間続いた場合も、
扁桃体は過剰に働き、大脳皮質の萎縮も認められる。
理性が効きにくく、本能的で学習が乏しい状態となる。

また学習に影響する前頭前野の働きは、
人の思想の影響も受けることが示されている。
ストレスが自分に降りかかったとき、
「自分の成長に繋がる。」
「人の役に立てる。」
と解釈する人の方が前頭前野の活動が高いのである。

不安や恐怖を取り除き、
安全でストレスの解釈が良好であれば
学習する脳の準備は整っているのではないだろうか。

「何か不安になっていることはないですか?」
「何か気になっていることはないですか?」
こういった問いかけは理学療法を行う上で、
とても大切な問いかけになることは間違いないであろう。
1)Ji G,Neugebauer V(J neurosci,2010)

脳のアプローチ
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Category: 心因性

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