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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

筋の緊張のメカニズム 

可動域制限は炎症や不動によって生じるが、
一ヶ月以内の炎症や不動によって生じるものは
筋の制限が多く。
一ヶ月以上の炎症や不動によって生じるものは
関節の制限が多い。

その中の筋の制限には
筋の緊張という神経的な要素と
筋の短縮という構造的な要素に分かれる。

今回は筋の緊張についての
メカニズムについて説明していく。
筋の緊張は臨床では一般的であるが
メカニズムは複雑でなかなか難解である。
そのためわかっているようで
わかっていない場合も少なくない。

まずは筋紡錘の簡単な説明から。
筋紡錘には錐外筋線維と
錐内筋線維がある。
錐内筋線維の中にはさらに核鎖線維と核袋線維に分かれる。
スクリーンショット 2012-11-04 21.30.28
急激な筋の伸張が介在ニューロンの抑制を超える刺激の場合、
γ運動ニューロンが反応する。
スクリーンショット 2012-11-04 21.30.52
γ運動ニューロンの反応により
錐内筋線維が緊張する。
スクリーンショット 2012-11-04 21.31.01
錐内筋線維が緊張することで1a線維と2線維が反応する。
スクリーンショット 2012-11-04 21.31.11
1a線維と2線維が反応することで
α運動ニューロンの亢進が生じる。
スクリーンショット 2012-11-04 21.31.21
α運動ニューロンの亢進は錐外筋線維を
緊張させることになる。
スクリーンショット 2012-11-04 21.31.32
通常はα運動ニューロンとγ運動ニューロンで
バランスを取り合いながら
適切な緊張のコントロールが行なわれているが、
錐内筋線維と錐外筋線維がともに緊張することで
正常なα-γ連関が破綻する。
スクリーンショット 2012-11-04 21.31.42
持続的な筋緊張を作り出すことになる。
スクリーンショット 2012-11-04 21.31.54
<γ運動ニューロン>→錐内筋線維の緊張→1a線維と2線維
→<α運動ニューロン>→錐外筋線維の緊張
→錐内・錐外筋線維ともに緊張しa-γ連関破綻
→持続的な筋緊張

こうした筋の緊張は、運動し力んだときや
机で肘をついてたら机からがくっと落ちた瞬間などの
些細なこのとでも生じる。
急激な筋肉の伸張が引き金を作るのである。
そのため筋肉が硬くなっている場合などは
こういった状態を作りやすく、
改善することが必要であると考えられる。
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