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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

関節包の構造と不動の変化 

骨と骨の継ぎ目を関節と呼ぶが
この関節を補強しているものの一つに関節包がある。
関節可動域の制限は骨格筋の影響の他に
この関節包の影響も大きい。

では関節包とは一体どういったものなのだろうか。
関節包は内層と外層に分類され
内層は疎性結合組織で
滑膜という滑液を分泌する部分がある。
滑液は摩擦の軽減と軟骨の影響を与えている。

また外層は密性結合組織で線維膜になる。
自由神経終末のほかに、
機械受容器であるルフィ二小体、パチニ小体、
ゴルジ腱器官が存在する。
これら内外層の主成分になるのはコラーゲンとなる。

関節が不動であると関節包はGAG、ヒアルロン酸、
水分量の低下を生じる。
それにより関節包は滑膜の癒着や線維化が生じ、
可動域制限の原因となりうる。

関節包は関節にとっての機能を発揮する
重要な部分である。
不動による機能低下を生じないこととと、
不動を生じさせた場合は
早期に可動性を改善するようアプローチをする必要性がある。
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Category: 関節

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