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理学療法の評価と治療

理学療法に関連する臨床・研究・教育と評価・治療について書いていきたいと思います。

つまづきやすい歩行のアプローチ 

それではつまづきやすい歩行に対して
どのようにアプローチを展開していくのだろうか?

まず評価をしていく上で、問題となるものが
 1.痛み
 2.可動性
 3.筋力
 4.心因性
の順で確認していく必要がある。
痛みでは体幹を前屈させて疼痛を逃避しているのであれば、
伸展によってどこかしらに痛みが出る場合がある。
脊柱管狭窄などによって伸展で
臀部や下肢に疼痛が出現する場合は
このように前屈させることが多い。
この場合は下部腰椎が過剰に伸展しないために
胸椎から上部腰椎の伸展可動性の改善と
股関節の伸展の可動性改善が必要である。

次に痛みはないが可動性がない場合。
伸展させようとしても伸展する可動域がないために
屈曲させている場合である。
これは言うまでもなく可動域の改善が必要である。
4週間以内であれば筋の問題が大きく、
改善はわりと容易に行なうことができる。
しかしながら4週以降では関節の問題も混在してくるため、
関節モビライゼーションによる靭帯や関節包の伸張も必要である。
脊椎・股関節などは重要であるが足関節は見逃しやすい。
足関節の背屈制限は立脚期の下肢の運動の影響は大きい。

次に筋力。屈筋が強すぎると反対の伸筋は相反抑制により
弱化していることが多い。
筋力テストにより弱化している筋の向上とともに、
過緊張筋のリラクゼーションも大切である。
またアウターマッスルが過緊張の場合は
インナーマッスルの働きが不十分なことも多い。
インナーマッスルの促通とともに
動作時の収縮などのエクササイズも必要である。

最後に心因性の問題である。
過度に下肢の筋を緊張させていると、
足部の位置覚が入力されにくくなる。
それにより下肢の感覚が入力されないことにより、
視覚による代償が必要となる。
また不安感やクセによりつい下を向いてしまうことも
心因性の問題として大きい。

これらの問題はまず動作で確認したあと、
修正したい動作をしてもらうように誘導する。
そうした際の症状や問診により
問題の輪郭が見えてくることが多い。
そこを頼り評価をしていく。
高齢者になると脊椎の強直や
関節の制限も改善が乏しいこともあり、
どの部分を改善していくかが重要となってくる。
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Category: 運動連鎖による影響

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